最新の農業新聞 上伊那の話題

集荷作業安全祈願祭

更新“農業”への取り組み

JA上伊那は9月15日、伊那市荒井の伊那支所敷地内にある「荒井低温米倉庫」で令和2年産米の集荷作業安全祈願祭を行った。新たに購入したフォークリフトの入魂式も併せて行い、JAの役職員など関係者16人が玉串をささげ、米集荷作業の安全無事を祈った。
9月に入り、管内各地で米の収穫が本格化。9月9日から管内9カ所のカントリーエレベーターで米の集荷が始まった。9月23日からは10カ所ある米倉庫で個袋出荷受け入れが始まる。荒井低温米倉庫での受け入れは9月24日から10月末まで11日に分けて行われ1袋30kg入りの米袋約28,000袋(840トン)を受け入れ予定。上伊那全域では約16,200トンの集荷を見込んでいる。
JAの下村篤営農経済担当常務は「長野県の中でも1番の米どころである上伊那。これから多くの米が集まってくるが、安全に留意しながら多くの米が集荷できるよう願っている」と挨拶した。

最高齢104歳の誕生日をお祝い、老健施設すずたけ

更新“地域”への取り組み

JA長野厚生連富士見高原医療福祉センターが運営する伊那市美篶の「老人保健施設すずたけ」で9月17日、入所者の中で最高齢となる山岸たつ子さんの104歳のお祝いの会が開かれた。
同施設では、新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、家族の面会を制限しているが、家族と一緒に元気に誕生日を迎えたお祝いをしたいとスタッフの発案で企画。長女で箕輪町在住の井内俊子さん(80)、長男の山岸孝明さん(76)、妻の邦子さん(70)夫婦も参加し、にぎやかに誕生日を祝った。
たつ子さんは、大正5年9月15日生まれ。高遠町で7人兄弟の4女として育った。結婚後は4人の子育てをしながら農業に励んできた。物事に動じずなんでもおおらかに受け止める性格が周囲の人からも頼られ、民生委員や地区の役員を長く務めた。50代からはゲートボールに夢中になり、審判員の資格を取得したり、90歳の時には中国で開かれた世界大会に出場するほどの腕前だったという。
長男の孝明さんは「百姓で鍛えたので体は丈夫。97歳まで一緒に畑仕事をしていた。今は、すずたけで皆さんによく見ていただいているのでこんないい歳を迎えらえた」と感謝を話した。
同施設の小林正子看護師長は「明るい歌声やユーモアに富んだ会話が職員や他の利用者の励みになっている」と普段の様子を紹介。
お祝いの会の締めくくりには、たつ子さんが「誕生日を祝ってもらいとても嬉しい気持ち」と話し、大好きな「この世の花」を歌った。

仲間とともに学ぶ、「ミドルミズ大学」開講

更新“地域”への取り組み

JA上伊那と同JA生活部会が開く世代別女性講座「ミドルミズ大学」が開講した。
同大学は、45歳以上65歳以下の組合員とその家族で「家の光」年間購読者が対象。今回で14期目を迎える。多彩な講義を計画し、自分のための学びの時間や仲間づくりの場として好評だ。
7月に開講を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大により2ヵ月遅れの開講となった。今年は2月までの毎月1回、干し柿づくりや骨盤体操、美文字の習得など全6回の講義を予定。地区ごと中部、北部、南部の3校で合計57人が受講する。
9月15日には中部校が開講し24人が受講。ミドルミズ大学学長でJAの小林富夫代表理事専務理事は「みんなで1つになって、参加してよかった、楽しかったと感じるそんな活動にしていきましょう」とあいさつ。同生活部会の有賀くら子部会長は「ミドルミズ大学をきっかけに新しい仲間をたくさんつくって、自分らしくキラッと輝くよう頑張って」と期待した。
開講式後は早速第1回の講義が開かれ、「家の光」9月号の付録「もしもに備える災害食レシピ」をテキストに、くらしの活動相談員が目の前で「お湯ポチャレシピ」を実演。ご飯と中華風のおかずを作った。また、同じく同号の付録「心が整う小さな切り絵」を使い、ミズバショウの切り絵に全員で挑戦。黙々と作品づくりに取り組み、ソーシャルディスタンスを保ちながら完成した力作を見せ合う受講生もいた。
今年初めて参加した受講生は「他の生活部会の活動が中止になり寂しかったところにミドルミズ大学の募集があり参加した。とても楽しかった」と笑顔を見せた。

個人客向けに初企画、みはらしファーム地元野菜詰め放題

更新“地域”への取り組み

伊那市西箕輪の農家でつくる『みはらし観光農園』は、9月11日、JA上伊那や伊那市などが運営するはびろ農業公園『みはらしファーム』で個人客向けに野菜の詰め放題を開いた。
毎年団体ツアー客限定で行っているイベントで、詰め放題生産者組合を中心に地元農家が協力し多くの野菜を提供。今年もツアー客のため例年並みの作付けを行った。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によりツアー客が減少。少しでも多くのお客様に足を運んでもらい、地元農家が作った野菜をお得に食べてもらおうと、初めて個人客向けに詰め放題を企画した。
この日はナスやピーマン、玉ねぎなど10種類を用意。詰め放題参加者には消毒や検温、使い捨てのビニール手袋をつけてもらうなど感染対策にも努めた。
詰め放題を体験した客は「楽しかった。また来たい」と笑顔を見せた。
生産者組合の小林清人代表は「地元農家が丹精込めて作った新鮮な野菜が数多く揃っている。詰める楽しみを味わっていただき、家庭では野菜のおいしさを味わってほしい」と話した。
野菜の詰め放題は10月の中旬までの開催を予定している。時間は午前の部が10時~12時、午後の部が13~15時で価格は1袋600円。今後の日程は随時みはらしファームのホームページと伊那市有線放送でお知らせしていく。

秋の味覚「信州伊那栗」出荷本格化

更新“農業”への取り組み

飯島町を中心に生産者、JA上伊那が協力して産地化を進めるブランド栗「信州伊那栗」の出荷が始まった。9月4日から早生種「丹沢」の出荷が始まり、下旬からは晩生種の「筑波」と10月10日頃まで出荷が続く。
「信州伊那栗」は、岐阜県恵那市の栗菓子メーカー(株)恵那川上屋からの提案をきっかけに一大産地を目指して町や生産者、JAが協力して生産を始めた。2008年に同社が町内に設立した「信州里の菓工房」との契約栽培で、出荷された栗は市場価格を上回る価格で同社がほぼ全量を買い取り、モンブランや栗きんとんなど菓子の原料に使う。
同町を中心に、駒ヶ根市や中川村の個人・法人約70の生産者が約30ヘクタールで栽培。今年は昨年を4トン上回る約60トンの収穫を目標にしている。毎年、大きな栗を安定して収穫できるよう剪定方法を徹底し、病害虫の防除に努め高品質を維持している。また、実が熟して樹から自然落下したものだけを拾い、その日のうちに出荷するなど鮮度にもこだわっている。
収穫した栗は、生産者たちが自ら選果作業を行う。9月11日、町内に4カ所ある集荷場のひとつ、JA飯島集荷場には生産者17人が栗を持ち込み選果作業を行った。大きさや割れ、病害虫の有無などで4区分の規格に選別し、基準をクリアした368kgを信州里の菓工房へ出荷した。
選果作業に立ち会ったJA果樹部会振興果樹部会専門部役員の下島修さん(69)は「今年は長雨の影響で小粒傾向だが、味は申し分ない。多くの方に信州伊那栗を使ったお菓子を味わってほしい」と話した。

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