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今月のお母さんの手作り料理 向山よね子 向山よね子
美篶手良支所生活部会長

2月
旧暦正月14日にあたる2月11日、「高遠だるま市」が鉾持神社(ほこじじんじゃ・伊那市高遠町)で行われます。参道には縁起物の「福だるま」が並び、五穀豊穣を祈る祭りは多くの人々で賑わいます。

今も昔もごちそうはシンプルな料理が一番!
 暦は立春を迎えました。土手の猫柳が銀色に光り、少しずつ春の息吹が感じられるころとなりました。
 昨年の12月に開催された『女性まつり』では、発酵学で有名な小泉武夫先生の「命はぐくむ農と食 食の安全と安心」と題した記念講演があり、大変勉強になりました。その中で、江戸時代の上杉鷹山が「国が豊かになるには農家が元気でなくてはならない」と言って将来を見すえて自ら農政策に携わったこと、フランスのドゴール大統領が「外国から食糧を取り入れる国は独立国家ではない」と言ったことなどの話に、今こそJAと農家の老若男女の協力の輪を広げて、TPPに負けないように元気を出さなくてはならないと思いました。本部役員は50年前と現在の暮らしを比べて食生活の大切さを訴える寸劇を演じ、あらためて我が家の食卓を見直さなければならないと思いました。
 そこで、60年前の我が家のごちそうに思いを寄せてみました。そのころは一家の大黒柱の父親が中心で、一汁二菜(?)の一家の食卓があり、行儀が悪いときや食べ物の好き嫌いを言えば父親の叱責が飛び、家の中がキュッと締まっていたような気がします。当時は寸劇と同じでサンマはごちそうでした。一匹のサンマを人数分に切って食べました。私はいつもハラワタのない尻尾の部分でした。今もハラワタを食べられず、「ぜいたくな我がまま者」と主人が怒ります。その通りですけど。
 お祭りなどの人寄りの料理は全て手づくりでした。その折々の季節の野菜や山菜を使い、秋に収穫した小豆と餅米で赤飯を蒸かし、肉は飼っている鶏の肉を使い、その骨は石の上で叩き潰し団子にして余すことなく使い切り、心のこもった手料理でもてなしていたことがなつかしいです。無駄のない食生活だったと感心します。
 今ではお店に行けばなんでもありで、包丁、まな板がなくても生活できる世の中です。しかし、自家野菜を使い、手間をかけた昔ながらのシンプルな一品(きんぴらゴボウ、里芋の煮ころがしなど)が一番のごちそうに思います。
 さて、我が家のごちそうは最近の新メニューが定番となりました。冬の間保存してきたカボチャとジャガイモを使います。カボチャスープは小学5年の孫から、ジャガイモ料理は嫁さんに教わりました。一度にかなりの量を消費するので、春本番を迎えるまでにつくりたい一品です。

ジャガイモのフライパンローフ ジャガイモのフライパンローフ
材料        
(4人分)
ジャガイモ8 ~ 10 玉(1㎏)
ちくわ2 本
小さじ1/2
バター40g
サラダ油大さじ2 ~ 3
マヨネーズ適量
作り方  
ジャガイモはよく洗って皮をむき、薄い輪切りにし、すぐ塩をまぶして2 ~ 3 分おく。バターは小さく切り分けておく。ちくわは薄く輪切りにしておく。
フライパンにサラダ油大さじ1 を熱して、ちくわをカリッとするまで炒め取り出しておく(フライパンは直径16 ~ 18㎝)。
②のフライパンに残りの油を足して熱し、①のジャガイモを水気を切りながら重ねて入れて弱めの中火にかける。すぐにバターをフライパンの淵におく。片面に焼き色がついたらひっくり返して両面を焼く。
ジャガイモに火が通ったら(竹串で確認)皿に取り、マヨネーズとちくわでトッピングする。青みはお好みで!
パンプキンスープ パンプキンスープ
材料        
(4人分)
カボチャ200g
タマネギ1/2個
サラダ油大さじ2
ブイヨンキューブ1個
300ml
牛乳300ml
小さじ1/2
パセリ少々
作り方  
カボチャは種を取り、皮をむいて薄切りにする。
タマネギも薄切りにする。
鍋にサラダ油を中火で熱し、タマネギと塩を入れて炒める。
タマネギに焼き色がついたらカボチャを加えて軽く炒める。
水とブイヨンキューブを加え、沸騰したら弱火で10 分煮込む。
カボチャがやわらかくなったら火から下ろし、牛乳といっしょにミキサーにかけてなめらかにする。
液状になったら鍋に戻して中火にかけ、ひと煮立ちする。
盛りつけてパセリのみじん切りを散らす。