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今月のお母さんの手作り料理 毛利千富美 毛利千富美
箕輪町支所生活部会長

11月
実りの秋に感謝して、JA上伊那まつり・支所祭が上伊那各地で行われます。

リンゴの思い


 『明け渡る伊那の国原 輝やける四方の山脈 天竜川は滔滔と 流るところわが箕輪町...』。箕輪町の歌です。こんな景色が眼下に広がる高台に我が家のリンゴ畑があります。私が嫁いだときは酪農と水稲の専業農家でした。10年ほど前に酪農をやめ、リンゴを植えました。「リンゴづくりで人と人との交流の輪を広げたい、親戚や友達にリンゴ狩りに来てほしい」と、主人は事あるごとに声をかけています。私も主人も貧しい時代に育ちました。今の時代は何でも手に入る時代です。食料を6割も外国から輸入して生ゴミにして捨てている日本。世界では満足に食べられない人々が大勢いるというのに...。
 リンゴづくりは自然に左右され手がかかります。鳥や蜂につつかれたり病気になったりと、処分するリンゴは大変な量です。せっかく育ったリンゴをただ土の中に捨てるのが「もったいない」という思いが『無料配布所』の始まりでした。
 ある日、道路脇に「ジュースか料理にして食べてください」と書いて傷リンゴを置いたところ、誰ともなく持って行ってくれたのです。そのうちに食べきれない野菜も「畑に捨てるよりは誰かが食べてくれればありがたい」と置きました。今では近所の人や友達も置くようになり、知る人ぞ知る『無料配布所』です。
 「もったいない」という言葉には、無駄にしないことだけではなく、つくった自然や人への感謝と敬意が込められているそうです。
 リンゴ狩りに来た人は「初めての体験だった」と言って大変喜んでくれます。そしてもうひとつ、皆で野良でいただくお茶にも感激して喜んでくれます。澄んだ空気と雄大な山の眺めが、お茶をより一層おいしくするのです。私は手づくりのおやつを一品用意しますが、JAの蒸しパンミックスは手軽で助かります。
 先日、JAの『食生活セミナー』で竹下和男先生の講演を聞きました。子どもが料理に興味を示すのは10歳ぐらいまでだそうです。幼児ほど親が台所に立つといっしょにしたがります。このときやっかいがらずお手伝いさせると料理をする楽しさや感謝の心、命の大切さを自ずと学ぶそうです。こんなとき、経験豊かな(?)年寄りの出番と感じました。
 生活部会の仲間が教えてくれた『豆腐のシフォンケーキ』は、豆腐をヨーグルトに変えてもよし。『コンニャクのおかか揚げ』はおもてなしにどうぞ。

コンニャクのおかか揚げ コンニャクのおかか揚げ
材料            
コンニャク1 枚
だし汁大さじ5
しょう油大さじ1
みりん大さじ1/2
大さじ1
タカノツメまたは七味唐辛子適量
片栗粉適量
1 個
カツオ節20 〜 25g
作り方      
コンニャクは表と裏に細かく格子に切り目を入れて一口大に切る。
沸騰した湯の中に①を入れ湯がく。
鍋にだし汁、しょう油、みりん、酒、コンニャクを入れて煮る(煮汁がほとんどなくなるまで煮含めると下味がつく)。
コンニャクの汁気を切って片栗粉、溶いた卵の順につけ、かつお節をまぶす。
揚げ油を高温(180℃くらい)に熱してコンニャクをさっと(15 秒くらい)揚げる。
豆腐のシフォンケーキ(炊飯器で) 豆腐のシフォンケーキ(炊飯器で)
材料        
絹ごし豆腐150g
2 個
エーコープホットケーキミックス200g
牛乳100cc
砂糖大さじ2 〜 3
バニラエッセンス2 〜 3 滴
作り方  
ボウルに豆腐を入れ、泡立て器でかき混ぜる。卵、牛乳、砂糖を入れ、よくかき混ぜる。
①の中にホットケーキミックスを入れてよく混ぜ、炊飯器で炊く。
串を刺して生地がついてこなければできあがり。生地がついたら再び炊飯器に入れ、生地がついてこなくなるまで繰り返す。