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今月のお母さんの手作り料理 白鳥 豊子 白鳥 豊子
伊那支所 生活部会長

6月
上伊那では現在ブロッコリーが出荷のピークを迎えています。ブロッコリーは上伊那の主力品目のひとつで、主に中京方面へ出荷されています。南箕輪村のJA野菜広域集出荷場では生産者の方が発泡スチロール箱に入れて持ち込んだブロッコリーに、鮮度保持のため箱いっぱいに氷詰めして出荷しています。ゆでてマヨネーズと食べるのもいいですが、ベーコンやしめじといっしょにニンニクで炒めるのもおいしいですよね!

素朴な一品『母の味』

 野山の緑が色濃くなる時期になると、私が小学校1年生になって初めての遠足のことを思い出します。
 母ちゃんがつくってくれたお弁当を背負って、大きな水筒をぶら下げ目的地に着き、さあ待ちに待ったお弁当の時間です。仲の良い友達とお
弁当を広げて大きなおむすびをパクリ。甘くて大好きな卵焼きを口に入れようとして、友達の手元を見ると『ふっくらで真っ黄色』のきれいな
卵焼きが目に入ってびっくり!「えっ!嘘」私の卵焼きは焦げ焦げのぺちゃんこ!我が家ではこれが卵焼きだと思っていたので、卵焼きがあんなに
きれいにできるという事を初めて知った瞬間でした。それ以来「お弁当の卵焼きはきれいにつくって」と母に言っても変わることなく、お弁当の
中には焦げ焦げのぺちゃんこが鎮座していました。私にとっては亡き母の味は忘れることはできません。
 自分の子どもにお弁当をつくるようになってからは、丸いフライパンで卵を焼き、友達に見られても恥ずかしくないような卵焼きをつくってきまし
た。夫の弁当にも毎日卵焼きが入ります。ネギを刻んだり、きのこやハムを入れたり、アスパラガスや青菜を芯に入れたりとバリエーションは無限大!
家族から「母ちゃん・ばあばの卵焼きはおいしい」と、いつしか我が家のナンバーワンのおふくろの味は卵焼きになっています。
 母が先人から受け継いできたいわれとともに、私にあれこれ教えてくれました。田植えが終わると家族全員で五平餅をつくります。正月用の餅は毎年
杵と臼でつきます。特に母がつくる牡丹餅(おはぎ)は好評で、毎年春と秋の彼岸には楽しみに待ってくれる親戚や友達にたくさん配ります。母の味を
受け継ぎ現在も続けています。
 母から教えてもらった行事や郷土のこと、風化させないよう私なりに『食』で繋げていきたいと思います。

ふっくら卵焼き ふっくら卵焼き
材料
1個分
3個
砂糖大さじ2
ひとつまみ
サラダ油適量
作り方 ① 卵を器に割り入れ、砂糖、塩を入れてよく混ぜる。
② フライパンを熱しサラダ油を薄くしく。①を3~4 回に分けて入れ、中火で焼いていけば完成。
*とにかく気長にに強火にしないで焼いています。油も多いと油の味がしてしまうので少なめにしています。
牡丹餅(おはぎ) 牡丹餅(おはぎ)
材料
30個分
うるち米2合
もち米2合
小豆餡適量
ずんだ餡適量
すりゴマ適量
きな粉適量
作り方 ① うるち米ともち米はいっしょにとぎ、少し多めの水加減で炊く。
② 炊き上がったら塩をふり、すりこぎで米粒が残るくらいまでつぶす。
③ 食べやすい大きさに丸め、小豆餡、すんだ餡、すりゴマ、きな粉などをまぶせば完成。
*小豆は伝統行事や和菓子には欠かせない日本古来の豆です。
 疲労回復や便秘解消に効果のある食物繊維が豊富です。さらに皮には小豆サポニンが含まれ、利尿作用や血中の余分な脂肪を排出する作用があると言われています。