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食材用桜ピーク

 

花を摘み取る山崎さん

2017.05.16 [農業生産]

桜の名所として知られる伊那市高遠町で、食材用の桜の出荷が最盛期を迎えた。生産者は連日、花の摘み取り作業に汗を流している。花は5月中旬まで収穫し、JA上伊那で殺菌や色を鮮やかに保つため梅酢に漬ける作業を経て、食材業者へ出荷する。葉は6月中旬から収穫の予定だ。
同地区では、市、県農業改良普及センター、同JA東部支所でつくる東部地区農業振興センターが窓口となり、2012年に食材用の桜の栽培を始め、特産化を目指している。花を収穫する八重桜「カンザン」と、葉を収穫する山桜の一種オオシマザクラの苗木を生産者に配り、植樹を進めた。14年から出荷を始め、今年で4年目。
八重桜の生産者、山崎好夫さん(81)は9日、花の摘み取り作業をした。8分咲きの状態で収穫し、花が咲きすぎてしまうと収穫遅れになるため時間との勝負。1週間ほどで全て収穫する。
JA東部支所の浦野孝一営農経済課長は「遊休荒廃地対策や農家の収入が見込める新たな品目として期待している。地域の特産として生産拡大していきたい」と話す。